株のチャンスをつかみたい キャッシュを準備
私の現在の株式運用資産のポートフォリオ現金の比率が60%ほどにしています。
理由を言うと、世界的にリセッション入りするかもしれないと言われている時に、フルポジションだと本当にリセッションが来て、暴落時に安く買うチャンスを掴めないからです。
また、世界的なリセッションが来なくても、今年の第1四半期は米国株も中国株も株価が順調過ぎるくらい上げています。
暴落が起こらなくても、小さな調整はあるのではと考えています。
常にフルポジションですと、上げ下げに付き合うだで、結局含み益で終わってしまう事があるからです。
今日これから書くことは、現在私の実践しているグロース株(成長株)投資の手法であって、高配当株投資やETF投資の手法ではありません。
高配当やETF投資をする方は、常にフルポジションで配当を得て、長期的に保有する方法で構わないと思います。
私は高配当投資やETF投資も良い手法と思っていますし、目標資産額を達成したら、私も高配当投資やETF投資に方向転換したいと常々考えています。
近年のポートフォリオの状況
私の株式ポートフォリオの近年の状況を見てみると、2017年に大きく増えて資産額がピークをつけました。
そして、2018年の半ばくらいから米国株と中国株のIT株が下げたので、大きな影響を受けて減りました。
その後、今年に入って米国株も中国株も大きく上げたので、何とか2017年のピークに近づいてる状況です。
でも明確に2017年のピーク時が幾らだったのかは自分でもはっきり分かりません。
私は2つの証券会社の口座を使っているのですが、一つの証券会社ではこれまでの資産額の推移をグラフで見ることが出来るので、ピークの時期と金額を知ることが出来ます。
もう一つの証券会社は、そのようなサービスが無く、過去に自分でも記録をしていなかったので、以前の資産額の記録がありません。
現在はブログで自分のポートフォリオを公開するために、売買があればエクセルで計算をするようになっていて、その都度記録をするので、自分の株式ポートフォリオの額が明確に分かるようになっています。
今後は自分の状況を正確に判断するために、きちんと記録をつけていきたいと思います。
過去の暴落の経験と反省
私にとって、2018年の下げは全然大したことは無かったと感じています。
それは下げ幅が少ないと言う事もありましたが、以前リーマンショックでもっと酷い暴落を経験していて、暴落が有っても将来も継続して業績が伸びる企業の株は、必ず回復すると知っていたからです。
また、暴落で自分の持ち株がダメになっても、損切りをして、別の株に乗り換えれば、景気が回復して利益を再び得ることが出来ると知っていたからです。
私にとって初めてで、最大の暴落は、100年に一度と言われた2008年のリーマンショックでした。
リーマンショックの時は私はベトナム株と中国株をフルポジションで保有していて、大きな下げが襲ってきたときに、何も対応出来ずに不安のまま、ただ見ているだけでした。
当時は株式投資用に追加投資をする現金を持っていませんでした。
理由は、私が2003年に株式投資を始めた時期からリーマンショックの時まで、中国もベトナムも順調に上げていて、現金を持っている事はチャンスを逃す事、勿体ない事、カッコ悪い事と考えていたからです。
今から思えば、リーマショックが発生するまでに、アメリカのサブプライムローンの問題が燻っていると、時々ニュースで騒がれていました。
そんな中、中国株の株価は絶好調に上げていましたし、2008年は北京五輪、その2年後の2010年に上海万博が開催される予定で、アメリカの住宅ローンの問題なんて中国には関係が無いと思っていました。
今では世界同時株安と言われるように、世界のどこかで金融危機が発生すれると連鎖的に世界的に株価が下落しますが、当時はそう言うことは言われてなかったか、私にはそのように考える知識がありませんでした。
私の過去の投資については自己紹介に書いています。
ご興味が御座いましたらこちらをご覧ください。
自己紹介 投資編 - 中国株 米国株なら-ゆうの株式投資物語
また当時は米国株に全く手を出していなかったので、アメリカの経済状況を良く知りませんでした。未だスマホも無いですし、フェイスブックも浸透し始めた時で、アメリカのIT企業が現在のような時価総額になるとも考えていませんでした。
私にとってのリーマンショックでの反省点は、世界のニュースに耳を傾ける事と常にキャッシュを準備しておいて、暴落時に買いに入るチャンスを掴むことです。
現在考えている投資方針についてはこちらの記事に書いています。
人生を変えるくらいの投資 - 中国株 米国株なら-ゆうの株式投資物語
暴落の経験数
仮に10年に一度くらいの頻度で株の暴落があるとしても、私たちにはそのチャンスをものに出来るのは、人生で数回だと思います。
・年齢が20代の人は、チャンスがあれば全力で飛びついても良いと思います。なぜなら若い時は失敗しても、30代の10年間があれば十分に挽回できるからです。
ただ20代の人は資金もそれ程持っていないと思いますし、経験が不足しているのでチャンスと思って判断出来る人はなかなかいないと思います。
・年齢が30代の人は、会社員だとそれなりに給与も貰っているので、収入があると思うのですが、結婚をしているとお金も掛かるし、暴落時に、家族が居ると思い切った投資をなかなか出来ないのかなと思います。
それでも30代であれば、失敗をしてもまだまだ挽回できるので、大きなチャンスは取りに行って良いと思います。
・年齢が40代の人は、資金力もかなりあり、もし20代後半から株式投資を行っていれば経験が10年以上あります。
当然1度や2度の暴落も経験しているので、暴落への対応は出来ると思います。
一方で40代の人は暴落時に思い切ってリスクを取るチャンスはもう数少ないと考えます。
40代の次の50代で失敗をすると挽回が出来ないので、50代になる前にチャンスを掴みに行くべきと考えます。
・年齢が50代の人は、暴落のチャンスと思っても、全力で買いに行くのは避けた方が良いと思います。
人によって資産状況は違いますが、一般的には50代以降は守りの投資にすべきだと思います。
50歳までに大きな資産を築いて、50代は安定した高配当株やETFの配当収入で、ゆっくり資産を増やすのが良い人生設計だと思います。
キャッシュを準備
このように人生の数回のチャンスの為には、ある程度の現金を準備しておくのは大切だと考えています。
まずは現在保有している中国平安保険を利益確定し、先日購入したマイクロソフトを様子を見て利益確定したいと思います。
今年は想定よりも上手く利益を出せています。
直近では5月から夏場に株価がダラダラするSell in May(セル イン メイ)に備えたいと考えています。
米国株、中国株(中国本土と香港)、ビットコインも上昇していますし、現在はちょっと怖い状況かなと思います。
今年は3か月で結構利益を得ましたので、あまり深追いせずに対応したいと考えています。