アリババ(BABA)の2019年9月期の四半期決算レビュー
中国最大のECサイトを運営するアリババ集団(BABA)の2019年9月期の四半期決算が発表されました。
米中貿易戦争でトランプ大統領のツイッターが発信されるたびに、アリババの株価が乱高下しました。
アリババは中国企業ですが、米国ニューヨーク証券取引所に上場している為、もしアメリカが中国資本について規制など始めると大きな影響を受けてしまいます。
また最近は中国の景気減速との報道もあり、中国国内の消費需要は大丈夫なのかと心配する声も多くあります。
ただ私は実際に上海に住んでいて感じるのは、中国人の消費の意欲は落ちていないし、特にECでの買い物はまだまだ伸びていると思います。
アリババ(BABA)の2019年9月期の四半期決算内容
売上:1190億人民元(前年同期比40%増)
EC事業は前年比40%増
アリババクラウドは前年比64%増
営業利益:203億元 (前年同期比51%増)
純利益:725億人民元(前年同期比262%増)
*純利益には33%を保有するアント・ファイナンシャルの株式からの利益を含む。
これを含まない場合、327億5千万人民元(前年同期比40%増)
EPS:1.83米ドル(前年同期比36%増)
フリーキャッシュフロー:305億人民元
モバイル端末のMAU:7.85億人
上記データはAlibaba Group Announces September Quarter 2019 Resultsより
https://www.alibabagroup.com/en/news/press_pdf/p191101.pdf
アリババの株価
今年のアリババの株価は上昇したと思ったら売られて下げを何度か繰り返しましたが、最近は下値が切り上がって来ていると思います。
近い日に200ドルを超えていくと思います。
アリババの株価は、アリババの株を25.8%保有する日本のソフトバンク・グループ(SBG)の株価にも大きな影響を与えます。
ソフトバンク・グループは日経平均株価の寄与度が高い銘柄です。
と言う事は、アリババの株価は日経平均株価を左右すると言えます!