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テンセントミュージックは今後の中国の巨大な音楽市場で成長を見込めると考えて、気になっています。

 

私もQQ音楽アプリのユーザーで、230曲を自分のiphoneにダウンロードしています。

 

 

テンセントミュージックとは

テンセントミュージックはSpotifyのような音楽ストリーミングサービスを展開する中国企業です。

 

テンセント・ミュージックの株式上場

チャットアプリWeChatを運営するテンセント(騰訊)傘下のテンセントミュージックは2018年12月12日にアメリカナ スダック市場に上場をしました。

 

ティッカーコードはTME。

 

IPO時の公募価格は13ドル、上場後最高値14.75ドルをつけました。

 

市場シェアと利益

8億人のMAU(Monthly Active Users・月間アクティブユーザー)で、有料会員が3,280万人、中国でのシェアは76.1%と中国国内の巨大市場を取り込んでいます。


2018年1~9月期の売上高は前年同期比84%増の135億元(19.7億ドル)、純利益は約3倍の27億元(3.9億ドル)とSpotifyと違って既に大きな利益を出しています。

 

Spotifyとの関係 

 2017年12月テンセント・ミュージックは親会社テンセントと共同で音楽ストリーミングサービスの大手で世界60カ国でサービス展開をしているSpotifyと株式交換を実施、株式7.5%を取得。

 

Spotifyはテンセント・ミュージックの株式9%を取得しています。

 

SpotifyのMAUは1億7000万人、有料会員が7500万人ですが、Spotiryは利益は未だ出していません。

 

4つのメインサービス


オンラインミュージックアプリの”QQ音楽”、”酷狗音楽”、”酷我音楽”とカラオケアプリの”全民K歌”などの音楽アプリが主なサービスです。

 

著作権の問題

 中国では一昔前までは海賊版のCDやDVDが氾濫し、著作権など完全無視の状態で、音楽CDを売って収益を得ることが出来ませんでした。

 

私もQQ音楽アプリを使っていますが、少し前までは、だれかが勝手にアップロードした日本やアメリカの楽曲が無料で幾らでもダウンロードできました。

 

ただ最近は著作権を守るようになったのか、無料で聞ける曲は徐々に減って、課金しないと聞けなくなっています。

 

海外から著作権のことをつっこまれるのを避ける為か、

iphone用のQQ音楽アプリは、現在は中国のアップルストアにしかありません。

 

また、アプリをスマホに入れていても、日本帰国時に聞こうとすると接続出来ないようになっています。

 

以前は日本のアップルストアにもアプリがありました。

 

中国では著作権を守らないのは当たり前と言うのは一昔前です。

今後はテンセントのような大きな企業が著作権を守るようになっていくと思います。

 

違法サイトを大手サイトが潰していくと思います。

 

また中国国外のアーティストもテンセントに楽曲を配信させることによって、

巨大な中国音楽市場で、きちんと稼げるようになると思います。

 

テンセントミュージックは世界3大レーベルの”ユニバーサルミュージック”、”ソニーミュージック”、”ワーナーミュージック”と提携います。

 

概要まとめ

社名:Tencent Music Entertainment

上場市場:ナスダック

 

ティッカーコード:TME

 

株価:12.48 USD(2018年12月26日終値)

PER:38.52

 
テンセントミュージック上場時のREGISTRATION STATEMENTへのリンク
https://www.nasdaq.com/markets/ipos/filing.ashx?filingid=13100052


QQ音楽へのリンク
https://y.qq.com/


テンセントへのリンク
https://www.tencent.com