中国の珈琲市場と中国コスタ・コーヒー(Costa Coffee)コカコーラの傘下
昨日コスタ・コーヒーで朝食を食べましたので、今日はコスタ・コーヒーについてご紹介します。
中国のカフェチェーン
私は中国に住んでいて、中国国内で旅行や出張に行った際に、朝はカフェで朝食を食べます。
チェーン店のカフェは外れが無いので、安心して利用できます。
最近では小さなカフェでもおいしいコーヒーを出しているお店もあるのですが、時々外れを引いて失敗することがあります。
やたら濃いコーヒーが出てきたり、お湯みたいに薄いコーヒーが出てきたりすることがあります。
中国の知らない土地でカフェに行く場合、チェーン店は無難です。
中国は元々お茶の文化があり、今でもお茶は多く飲みますが、若い人を中心にコーヒーを楽しむ文化が急速に広がっています。
The International Coffee Organizationの報告によれば、中国人は一人当たりの年間平均3杯のコーヒーを飲むようです。英国は250杯、アメリカは363杯ですから、平均するとまだかなり少ないです。
この10年ほどで中国の街中にカフェがかなり増えましたが、コーヒーの消費量を見ると、まだまだ伸びる余地はありそうです。
主なカフェチェーンの中国での店舗数
Starbucks Coffee(米国企業):3,600店舗
Luckin Cofffee(中国企業):2,000店舗
Costa Coffee(英国企業):459店舗
Pacific Coffee(香港企業):約300店舗
Maan Coffee(中国企業):約510店舗
*台湾系の上島珈琲も店舗数が多いのですが、上記のカフェとはちょっと違った店舗ですので、上記には書きませんでした。変わった店舗と言うのは、食事やトランプゲームを長時間する場所で、日本で言うファミレスのような感じです。中国本土には1,300店舗以上あるようです。
現在中国ではスターバックスと新興のLuckin Cofffeeが店舗数をどんどん増やしています。
Luckin Cofffeeについては前回の記事をご覧下さい。⤵
中国Luckin Coffee(瑞幸咖啡)って? IPOは? - M Blog 株式投資物語
コスタ・コーヒー(Costa Coffee)について
創業:1971年
創業地:イギリス・ロンドン
株主:ザ・コカ・コーラ・カンパニー(KO)
コスタ・コーヒーは1971年にイギリス・ロンドンで創業し、イギリスで2,467店舗、海外31各国で1,415店舗を運営するカフェチェーンです。
2018年8月31日にコカ・コーラが51億ドルでコスタ・コーヒーの買収を発表し、現在はコカ・コーラの傘下に入っています。
コスタ・コーヒーの業績ですが、2018年2月期の売上高は12億9,200万ポンド(約1,860億円)、営業利益は1億2,300万ポンド(約177億円)でした。
日本には進出していないですので、日本人にはあまり馴染みがありません。
私も初めてコスタ・コーヒーを知った時は、センスが良いお店だけど、香港かシンガポールの企業かなと思っていました。
コスタ・コーヒーの世界の店舗数
イギリス:2,467
中国:459
アラブ首長国連邦(UAE):150
ポーランド:147
アイルランド:114
インド:57
サウジアラビア:56
クウェート:51
チェコ共和国:45
エジプト:44
他
海外展開では中国の店舗数が一番多く、これからも中国で店舗数を増やしていく計画があるようです。2022年までに1,200店舗のオープンを目指しています。
コスタ・コーヒー(Costa Coffee)ではカフェラテがお勧め
私がいつもコスタ・コーヒーで飲んだのがカフェラテです。
スターバックスや他のチェーン店のカフェラテと比べて、ミルクとコーヒーの交じり合った感じがまろやかで、コーヒーの変な苦みが無く、美味しく楽しめます。
ホットラテの小サイズで29元(29元Xレート16円=約464円)
現在は米国コカ・コーラの傘下ですが、創業時はイギリスの企業で英国の流れがあるのか、店の内装は落ち着いていて、チェーン店の中では一番良いと思います。
中国のコスタ・コーヒーは色んなショッピングモールや空港などに出店しています。
中国でコーヒーを飲みたくなったら、日本には進出していない、コスタ・コーヒーに行ってみては如何でしょうか?