バフェット氏のアマゾン株への投資
株式投資をしていると、想像出来ないニュースが常に飛び込んできます。
昨日驚いたニュースは、バフェット氏が率いるバークシャー社のアマゾン株への投資です。
ホントびっくり!しました。
投資家のツイッターは、この話題ばかりです。
バフェット氏のアマゾン株への投資
株式投資の神様と言われているバフェット氏が会長を勤める米国の投資会社バークシャー・ハサウェー社が、アマゾン株を取得した事を5月2日のCNBCのインタビューで応えました。
アマゾン株(ティッカーコード:AMZN)は、昨日(2019年5月3日)に取引時間中1,964.38ドルまで上昇し、終値は3.24%高の1,962.46ドルでした。
アマゾンは約1兆ドル(時価総額9,662億ドル)の巨大企業が、一つの投資会社が投資したと言うニュースで3.24%も株価が動くのですから、絶大な影響だと思います。
バフェット氏は自分が理解出来ないものには投資をしたいと言う方針で、バークシャー・ハサウェー社はハイテク株(特にIT企業)への投資はこれまで殆ど行っていませんでした。
ただ産業構造の変化により投資先の選定基準も変わってきたのか、最近では中国の電気自動車(EV)メーカーのBYD、IMB、2018年にアップルなどへ投資をしました。
アマゾンへの投資を判断したのはバフェット氏自身ではなく、資金運用をする同僚の一人が投資を決めたと言っています。
バフェット自身もアマゾン社とアマゾンの創業者のジェフベゾス氏を高く評価しているようです。
2018年1月に、バークシャー・ハサウェー社とアマゾンとJPモルガンの3社が米国内の従業員へのヘルスケアサービスの企業を設立すると発表しています。
バフェット氏は、「アマゾンのファンで、アマゾン株を過去に買わなかったのは愚かだった」と発言しています。
私が始めて株式投資をした際に買った銘柄は、中国株のペトロチャイナでした。
当時バークシャー・ハサウェーが中国株に投資をしたと言う事で、話題になっていた銘柄です。バフェット氏がペトロチャイナを購入してから売却するまでに、株価は3、4倍になっていたと思います。
今回は私の方がバフェット氏より先にアマゾンを買っているので、ちょっと嬉しいです。
今後の期待
米国のIT株が既に上昇している中、バフェット氏がアマゾンを取得したと聞いたときには、「え、このタイミングで!?」と驚きました。
「今さらアマゾンに投資するの」とも思いました。
「株価収益率が異常に高い企業にも投資するの」とも思いました。
どんな意図からバークシャー・ハサウェー社がアマゾンの株を取得したのかは分かりませんが、アマゾンを評価していると言う事ですし、今後アマゾン株は長期的に上がって行くと思います。
ソフトバンク・グループの孫さんも過去にアマゾンに投資をしようと試みています。当時ソフトバンク・ビジョンファンドは未だ無く、資金が足りずに残念しています。
私は今回のニュースを聞いて、単にアマゾン株が上昇すると言う事だけで無く、IT株全般にバリュー投資家の資金が流れてくるきっかけになれば良いなと思います。
今年に入って、フェイスブック、アップル、アマゾン、マイクロソフト、グーグルなどの株はどれも大幅な上昇をしています。
グーグル関しては今年の第1四半期の決算内容が不調で一旦急落しましたが。
これだけ調子が良いと、米国のIT株はちょっとバブル的な感じがし、この先調整も入ると思いますが、やはり株価は長期的には右肩上がりで業績と共に伸びていくと考えています。
アリババ株にも期待
昨夜はアマゾンの上昇と共に引き上げられたのか、中国のEC企業のアリババ(ティッカーコード:BABA)も2.53%上昇しました。
アリババの2019年第1四半期決算は未だ発表されていませんが、恐らく決算は悪くないと予測します。
世界的な規模で、アマゾンに対抗出来るEC企業はアリババしかありません。
アマゾンがこれだけ評価されるならば、アリババも同じように株式市場で評価されていくと思います。
私はアマゾン株とアリババ株は、数年前に取得しましたが、2018年の後半に株価が下げた時に色々考え、少し不安になって投資元本分の株数を売却し、利益分だけを残しました。
よって、現在保有しているアマゾン株とアリババ株の買い平均はほぼセロです。
ゼロにすると安心して保有出来ると考えましたが、売らずに株数をもっと保有すべきだったなと思うこともあります。
株式投資はホント難しいです。
〇下記は私のポートフォリオの記事です。
〇バフェット氏とはどう言う人なのかは、こちらの記事をご覧下さい。