ナスダックのレバレッジETFは長期投資に向いている
レバレッジETFは、レンジ相場で減価するとか、長期投資に向いていないとか言われていますが、米国の長期で成長する株式市場に連動するようなETFのレバレッジは、長期で持つ方が有利だと思います。
レバレッジ5年と1年のパフォーマンスを確認してみました。
黄 CWEB(中国IT2倍レバ)
緑 ARKK
青 TQQQ(ナスダック100の3倍レバ)
鶯 SOXL(半導体3倍レバ)
5年間パフォーマンス
1年間パフォーマンス
この5年間でみると半導体の3倍レバレッジのSOXLがパフォーマンスは一番良いですが、半導体は景気サイクルに大きく左右されるので、長期で見るとどうなるか不安があります。
それでも現状は世界的に見て、5Gや自動運転、IOTなど、半導体の需要は増すばかりだと思います。
長期に渡ってのパフォーマンスと将来の成長性なら、ナスダック1000の3倍レバレッジのTQQQが良いかと思います。
TQQQのパフォーマンス
1か月 マイナス16%
3か月間 1.88%増
1年間 年率112.7%増
3年間 年率46%増
5年間 年率61%増
10年間 年率46%増
*直近1年間のパフォーマンスが異常に良いのは、コロナショックからの復活で2020年の株式相場がテック企業を中心に、異常に良かったからだと思います。
TQQQはリーマンショックの前には未だ設定されていなかったETFです。
リーマンショックの時はどうなの?と気になりますね。
2倍レバのQLDの長期チャート
2倍レバレッジのQLDはリーマンショック前の2006年7月からのデータがあります。
これを見ると、リーマンショックの際、2008年の高値から元に戻るには、4年間ほど要しています。
リーマンショック級の下落が来て、4年間も含み損を抱えるにはかなり苦痛だと思います。
リーマンショック以降の下落では、1年も耐えれば、株価は元に戻っています。
このようなリスクを避けるには、分散して買うか、定期積立で買う方法があると思います。
私の場合は、下落時の追加購入用のキャッシュを常に保存し、下落時に買い向かおうと検討中です。
ただ現金の比率、何%下落で買うのかなど、これをルール化するのは非常に難しい所です。
長期で上がると思うなら、ひたすら我慢のガチホも良きかなあとも思います。