今後の人生と投資の視野を広げてくれる本
これまで読んだ本で自分の今後の人生の可能性と投資の視野を広げるのに役に立ったと思う本を3冊後紹介します。
それぞれ次のような本です。
- 人生100年時代とはどう言うことか、どう生きれば良いかを教えてくれる本
- アジアが中心(特に中国)の時代に日本人はどうするば良いかを教えてくれる本
- これからの物づくりはどう変化するか教えてくれる本
- LIFE SHIFT(ライフ・シフト) リンダ グラットン (著)
- 冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート 市場の英知で時代を読み解く ジム・ロジャーズ (著)
- MAKERS―21世紀の産業革命が始まる クリス・ アンダーソン (著)
LIFE SHIFT(ライフ・シフト) リンダ グラットン (著)
英国の大学教授が書いた本です。
今後長寿国の日本では2007年に生まれた子供の50%は107歳まで生きるようです。
同じ40歳でも昔と今では若さが違います。ただし女性の出産可能年齢は殆ど上がらないとの事です。
現在アラフォーの我々も人によっては100歳以上まで生きる可能性が大です。
下手をしたら、寝たきりや痴呆症になった自分の子供を介護する親も出てくるかもです。
長い人生を生きるために、色々準備が必要です。人々は長く生きると言うと、まずお金が続くのかと不安になります。
これまでのように子供の時期に勉強し、働いて稼ぎ、引退生活と言うなスタイルは持続できない可能性があります。
人によっては一生働き続けなければならない、もしくは働きたくても働けない事もあります。
社会人になってからも学校へ通うことも増えてくると思います。
お金以外にも、無形の資産(生産性資産、活力資産、変身資産)も重要だと言っています。
生産性資産は稼ぐ力。活力資産は、健康、家族や友人との関わりによって得られる生きがい。
変身資産は世の中の変化に対応する力。
お金も大事ですが、普段から健康的な生活をし、運動をして衰えないようにしないとなりません。途中で病気になれば辛い人生を続けなければなりません。
また技術革新がどんどん早く大きくなるので、新しい技術革新についていけるようにしなければなりません。技術を使えないと不便な生活になります。
我々の世代は70歳になったので、もうおじいちゃん、おばあちゃんなので、ゆっくりとすればと良いと言っていられないですね。
人生長いので利点は、多少の失敗は、取り戻す時間があるので、挽回できる事です。
常に脳も身体も鍛えていきたいと再認識させてくれる本です。
冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート 市場の英知で時代を読み解く ジム・ロジャーズ (著)
この本はジムロジャーズ氏のこれまでの集大成と言える内容だと思います。
彼の考え方、世界の見方、世界動向の解説を知ることが出来ます。
21世紀は中国を中心としたアジアの時代になる、チャンスを得ることが成功に繋がると思いました。
以前もテレビのインタビューで見たことがありますが、本書の中でもこのように言っています。
”以前は子供のいる人たちは気の毒だと思っていた。
子供は全く欲しいと思っていなかった。お金と時間とエネルギーの無駄だと思っていた。でも私は間違っていた。
今は娘たちに投資している。彼女らには賢くて洞察力のあるようになって欲しい。”
主な内容は
・自分の生い立ちから学生時代、ジョージソロスと始めたクォンタム・ファンド、結婚と離婚と再婚
・世界旅行
・二人の娘への教育とシンガポールへの移住
・アメリカの教育と大学
・アメリカの訴訟社会
・日本の高齢化問題
・アメリカの税金
・スイスのプライベートバンク
・ユーロが抱える問題
・中国の民主化と中国の時代
・北朝鮮とミャンマーの可能性
・アメリカの衰退
【英語メモ】
独裁政権:Dictatorship
毛沢東の文化大革命:Mao Zadong's Cultural Revolution
大躍進:The Great Leap Forward
冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート 市場の英知で時代を読み解く
- 作者: ジム・ロジャーズ,Jim Rogers,神田由布子
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2013/05/22
- メディア: 単行本
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MAKERS―21世紀の産業革命が始まる クリス・ アンダーソン (著)
誰でもアイデアがあればモノづくりをしてメーカーになれると言う事を、現代のテクノロジーと流通の仕組みから解説した内容です。
この本を読んで、なるほどと思った事は次の4つです。
1)3D印刷の可能性
2)オープンソースと言う考え方
3)先進国でのモノづくりの可能性
4)テスラモーターの考えている事
3Dプリンターを使って簡単に成形品を作ることが出来きる。
アイデアさえあれば誰でも小ロット多品種の製品を先進国で生産、販売するビジネスが展開可能になる。もちろん大ロットの物に関しては人件費の安い国にはかなわいですが。
アメリカのベンチャー電気自動車メーカーのテスラモーター社はこれまでの自動車生産ラインと全く違う方で生産工場を運営している。
同じものを大量に効率よく作る従来のラインではなく、顧客の注文通りに一台一台違うものをロボットを使って自動ラインで生産する。
電気自動車は車と言うよりは、プログラムで制御されたPCやプリンターのような感じがします。
初めてテスラモーターの記事を5年程前に見たときには単に部品を買ってきて組み立てた電気自動車で、何処にテスラモーターの技術があるのかと思いましたが、この本を読んでなぜなのか理解出来ました。
日本のモノづくりも先進国でしか出来ない役割を担う事が出来るし、また自動化(ロボット)工場になれば人件費が安い海外に生産拠点を奪われ続ける事は無くなるのではと思いました。
- 作者: クリス・アンダーソン,関美和
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/10/23
- メディア: 単行本
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