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株式投資の解説と記録

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投資してる人の割合は? 無理に投資しなくても良いと思う。

日本人は投資をしない、貯蓄ばかりしていると言われています。

 

実際はどうなのでしょうか?

 

日本人の投資について日本証券業協会の証券投資に関する全国調査見てみたいと思います。

証券投資に関する全国調査内容

 

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金融商品別保有率 © Japan Securities Dealers Association

☑金融商品保有率
預貯金:92.8%
株式:12.6%
投資信託:9.2%

 

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金融商品保有額 © Japan Securities Dealers Association

☑調査ダイジェスト

金融商品保有額は、
「100~300万円未満」が18.9%
「300万円未満」が52.4%。
「1,000万円未満」が78.5%


証券投資のイメージは、プラスイメージでは 「資産を増やす」が高く、マイナスイメージでは「難しい」「ギャンブルのようなもの」「お金持ちがやるもの」などが高い。

 

証券投資の必要性は、「必要だと思う」が25.1%であるのに対し、「必要とは思わない」が74.6%。

 

上記データは、日本証券業協会の証券投資に関する全国調査(平成30年12月18日)で、全国20歳以上の7千人を対象に調査した内容です。

 

*出典:証券投資に関する全国調査(平成30年12月18日)
http://www.jsda.or.jp/shiryo/chousa/data/files/h30/H30gaiyou20181219.pdf

 

調査内容を見て思う事

実際貯蓄が9割以上と多いですね。

 

ただし、この調査では金融商品を対象に聞いただけで、資産全体を聞いていません。


この結果だけを見て、みなさん資産の殆どが預貯金だと思うのは間違えだと思います。

 

もし資産全体を聞けば、マイホーム(不動産)を持っている人は、純資産の大部分が不動産になると思います。

 

仮にマイホームを持っていて、それが十分な資産であれば結構なお金持ちだと思います。

 

マイホームも不動産投資と言う立派な投資です。

ただ日本でマイホームで儲かる人は少ないとは思いますが。

 

この調査は、日本証券業協会が日本人は、まだ金融商品の投資をしている比率が少ないので、もっと投資しましょうと言いたい為に、意図して言っているように思います。

 

貯蓄も投資

私は日本で銀行の窓口に定期預金の手続きに行った際に、投資信託や外貨預金を勧められたことがあります。

 

確かオーストラリア・ドルの外貨預金でしたが、金利が非常に良いと思ってパンフレットを良く見てみると、金利が良いのは最初の数か月で、その後は急に金利が下がり、最終的に日本円に両替する際に最初の金利分が手数料として引かれてしまいます。


よくこんな商品を私に勧めるなあと思って話を聞きました。


勧誘の殺し文句は、このまま貯蓄だけだとインフレに負けてしまって、老後は大変ですよと言う感じのものです。

 

私は自分で海外で株式運用しているので大丈夫ですよと、笑顔で言いました。

 

私からすれば、貯蓄である普通預金も定期預金も投資だと思います。

 

一般的な日本人の場合、日本円で収入を得て、日本円を保有しています。

 

日本円と言う通貨を保有しているのはFXをやっていて、日本円のポジションを取っているのと同じことです。

 

外貨から見れば日本円と言う外貨ポジションです。

 

株式の投資家であれば、良く分からない相場の状況では、株を持たずに、現金を保有して、投資機会を待つこともあります。

 

現金を持つこと、普通預金も定期預金も、極めてリスクとリターンの少ない金融商品に投資をしていることだと思います。

 

良く分からないのに勧められたままに投資信託や外貨預金をするくらいなら、何もせずに定期預金で良いと思います。

 

日本人は投資をしている人は少ない。

ここに特別な良い商品があります。

 

このような甘い言葉は無視して良いと思います。

 

本当に良い商品なら、営業活動をしなくても、インターネットから申し込みが殺到するはずです。

 

投資をしようと思う人は勉強をしましょう。