ソフトバンクグループ2019年3月期決算の動画
SBG(ソフトバンク・グループ)の2019年3月期決算の動画を見ましたので、メモを残しておきたいと思います。
ソフトバンク・グループは凄い会社
私はSBGの決算動画は四半期ごとに見るようにしています。
SBGの株を持ってはいませんが、この動画を見るたびに孫社長から世界のテクノロジーの現状と将来像が勉強出来るからです。
昨年の決算動画で孫社長がアリババ株でのデリバティブの損失が翌年に利益となって戻って来る、翌年はビジョンファンドの成果が出ると言ってましたが、本当に実現したと思います。
今回の結果を見て、孫社長の言う事に嘘は無かったと思いました。
私は日本株は殆ど興味が無いのですが、SBGだけは特別だと考えています。
理由はこのような投資会社は日本に他にありませんし、世界のハイテクのユニコーン(未上場企業)に幅広く投資する方法は、SBGを買う以外に他に無いからです。
以前からSBGの株を買いたいと思いながら、チャンスを逃しています。
いつかSBGの株を買いたいです。
決算内容
売上:9兆6,022億円(前年比5%UP)
営業利益:2兆3,539億円(前年比81%UP)
*営業利益のうち、1兆2,566億円はビジョンファンドからの利益
純利益:1兆4,112億円(前年比36%UP)
純利益は3年連測1兆円を突破、今年度も1兆円は突破する。
株主価値
ソフトバンク・グループは純粋持ち株会社になったので、売上はもはや重要ではなく、株主価値を上げることが重要と孫社長は話しています。
孫社長は株主価値を見ている。
よくメディアでSBGは有利子負債が4兆円と莫大にあると言われますが、保有している株式が27兆円もあるので、4兆円の負債を差し引いても、株主価値は23兆円もある。
1株当たりの価値にすると21,688円となり、現在の株価11,550円よりも大幅に高い価値がある。
SVF(ソフトバンク・ビジョン・ファンド)
SVF(ソフトバンク・ビジョン・ファンド)の投資先は現在82社。
ファンドの資本約10兆円
- 約4兆円:優先出資(年間7%の配当)
- 約6兆円:普通出資(うち、48% 3兆円がソフトバンクGのもの)
SBG株主に直接帰属する利益と成果報酬を合わせて、利回りは62%になる。
ここがポイント!
SVFの投資先の特徴
- AIに投資
- ユニコーンに投資
- その業界のナンバーワンに投資
- シナジー効果を出す
今回の決算発表説明会では、SVFの投資先のユニコーン企業の1社、中国の中古車取引プラットフォーム“瓜子”のマーク・ヤン社長が登場しました。
この会社は中古車のディーラーで、車の査定をAIを使って行うため、一人当たりの査定が通常の4倍、販売が5倍、販売サイクル4分の1と効率的に業務が出来るようです。
このような中古車ディーラーは世界に他に未だありません。
孫社長は、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2号を近日公開予定で規模はファンド1と同じ規模になると話しました。今はSVF2の出資者は言及でしない。
これまでのインターネットとAIについて
今までインターネットは小売り業界と広告業界を革新した、これからはAIが残りの業界全てを革新する。
AIは物事(需要)を予測することが出来る。
世界のネット企業の時価総額はインターネット・トラフィックに比例して伸びている。
過去25年でインターネット企業の時価総額は1,000倍になった。
世界の時価総額トップ10のうち、7社がインターネット企業になった。
過去25年間でインターネット・トラフィックは1回も下がったことが無い。
これからインターネット・トラフィックは今後も伸びていく。
孫社長の情熱
物事をシンプルに捉えた人は一番賢い。
情熱は燃え滾っている、私の時代が来たと言っています。
孫社長は株主価値だけを見ている。
これまではインターネットトラフィックと共にソフトバンクGの株主価値は伸びてきた、これからはAIトラフィックと共に株主価値を増やしていくと考えている。
孫社長一人、ソフトバンクGの社員だけでは、AIトラフィックと共に株主価値を増やしていく事は出来ないので、AI戦略の起業家集団と共にソフトバンクの株主価値を伸ばしていく。
株主還元として、株式分割1:2、1株当たりの配当44円と配当金を2倍にする。
今回の記事はソフトバンク・グループ2019年3月期決算発表動画及びSBGのIRサイトを見て書きました。
ソフトバンク・グループ2019年3月期決算発表動画
ソフトバンク・グループIRサイト
https://group.softbank/corp/irinfo/