ソフトバンク・グループ株主総会・株主価値10年で20倍、20年で200倍!
ソフトバンク・グループの第39回定時株主総会(2019年6月19日開催)の動画を見ましたので、纏めてみました。
私は昨年より四半期毎にソフトバンク・グループの決算動画を見ていましたが、株主総会の動画を見るのは今日が初めてでした。
孫さんのプレゼンは明確で分かりやすく、見ていてわくわくします。
基本的に孫さんの言っていることは、決算発表の時と大きな変わりはなく、情報革命で人々を幸せにすると言う事は一貫しています。
ソフトバンク・グループの売上と利益
売上:9.6兆円(前年比5%増)
営業利益:2兆3,539億円(前年比80%増)
営業利益には、2年前から始めたソフトバンク・ビジョンファンドからの利益が大きく貢献しています。
純利益:1兆4,112億円(前年比36%増)
純利益は3年連続1兆円を超えています。
2020年3月期(第1四半期)の決算で、アリババ株の売却益の1.2兆円が計上される見込みとのことです。アリババ株の一部を売却した利益だけで、1.2兆円ですから、恐ろしい数字ですね。
株主価値
ソフトバンク・グループは事業会社から投資会社(持ち株会社)に業態変換をしていますので、ソフトバンク・グループの株価を評価するには、売上や利益を見るよりも株主価値を見る事が大切です。
株主価値とは、保有資産から純負債を差し引いた価値です。
個人で言うなら、貯金やマイホームなどの資産から、ローンなどの借金を引いて、手元に残る資産の事です。
ソフトバンク・グループはアリババやアームなどの株を保有しており、それらの資産から負債を差し引いた株主価値は、約22兆円あります。
この22兆円を1株あたりにすると、1株20,504円となります。
本日の株価(終値)が10,250円なので、株式市場ではソフトバンク・グループは実際の価値よりも低く評価されていることになります。
ソフトバンク・ビジョンファンド
産業革命は人々を豊かにしてきた、それに伴って産業革命をけん引した企業の時価総額も大きくなった。
1994年12月末の世界の時価総額トップ10。
その後1995年から現在まで、ネットのトラフックの増加と共に、ネット企業の時価総額は1,000倍になった。
現在では世界の時価総額トップ10は大きく変わった。
ソフトバンクG自身はAIやサービスを開発したり提供したりはしないが、それぞれのITやAIの企業に投資をシナジー効果を出す、AIの指揮者としての役割を果たす。
孫さんは指揮者として投資先がシナジーを発揮できるエコシステムを確立したいと語っています。
ビジョンファンド1号では、各ライドシェアの筆頭株主になっています。
ビジョンファンド(SVF)の規模がどれだけ大きいかですが、2018年の世界中のベンチャーキャピタルの調達額が8.6兆円に対して、ビジョンファンドが1社だけで10兆円を調達しています。
ビジョンファンドは
- AIに特化
- ユニコーン投資
- シナジー創出
を行う。
AI群戦略で情報革命をけん引します。
ソフトバンク・グループの株主が得たビジョンファンドからのリターンは62%でした。(2019年3月期決算)
とんでもないリターンですね。
ソフトバンク・グループの今後の成長と株価
孫さんはソフトバンクの未だ社員が2名の時に、豆腐を数えるように売上が1兆、2兆となりたいと言っていて、2004年には利益で1兆、2兆と数える規模になりたいと言っていました。
実際に実現しています。
今回の株主総会では「大ボラと言うと悪い言葉のように聞こえるかもしれないが、英語に直すとビッグビジョン」。
高い志を持つことが重要と話しています。
今後、年率35%で株主価値を高めれば、10年後には20倍。
更に、年率26%で株主価値を高めれば、10年後には10倍。
10年+10年、20年後には200倍になる事もあるかも知れないと語っていました。
孫さんの動画を見る度に思うのですが、バフェットさんの次は、孫さんが投資家として世界の伝説になると思います。
孫さんを信じて、ソフトバンク・グループの株に投資したいと思います。
ただし、ソフトバンクGの株価は大きく変動しますので、出来れば9千円前半で買いたいです。
この記事の画像は、ソフトバンク・グループの第39回定時株主総会(2019年6月19日開催)の動画より引用しています。
ソフトバンク・グループの第39回定時株主総会動画サイト
https://webcast.softbank.jp/ja/
ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先である中国中古車最大手 瓜子の記事を以前書いていますので、宜しければご覧ください。動画もあります。