株式市況と今後の投資戦略
米中貿易摩擦が続く中、人民元が1ドルあたり7元台になり、米国株は再び下落しました。
また香港ではデモで香港の空港が閉鎖される事態になりました。
9月14日には逆イールドカーブの発生でリセッション入りすると言う懸念もあって、ダウが800ドルの下落を起こしました。
その後、トランプ大統領はクリスマス商戦を考慮して、9月1日から発動予定の中国に対する制裁関税を12月15日に延期すると発表しました。この関税はスマホ、おもちゃ、衣類などにかかる関税です。
昨夜(8月16日)、米国株式市場は反発をしました。
今年5月頃からセルインメイに備えてポジションを減らして警戒をしていましたが、買いに入るのが早すぎました。
ポジションを取るのが早かったと思う事と、もう一つの大きな反省は、アマゾンとテンセントを決算前に購入し、この2銘柄に関しては四半期決算が市場で評価されていないにも関わらす、そのまま保有している点です。
現在のポートフォリオの割合は
アマゾン:20%
グーグル:20%
マイクロソフト:20%
テンセント:40%
のような感じで、ほぼフルポジションです。
ただ米国株はほぼ底を打ったと思いますので、これからも上げ下げを繰り返しながら、徐々に上げて行くと考えています。
また私の現在保有している銘柄は今後も成長はしていくと思います。
アマゾン
アマゾンはバークシャーハサウェー社のバフェットさんが最近買い増しを行ったとニュースになっていました。
第2四半期の決算は市場では評価をされなかったですが、アマゾンの売上はまだまだ拡大していくと思いますし、利益についても現在は物流設備への投資を進めて、それが理由で利益は抑えられていますが、問題ないと思います。
グーグル
グーグルは今年の第1四半期は決算が良くなくて、決算後に株価が大きく下げ、私はその下げた際にグーグルを買いました。
第2四半期の決算が予想以上に良く、決算後に株価が急騰しました。
しかしながら市況によって株価が再び下落しました。
そして現在は底を打って再び上昇に向かっていると思います。
マイクロソフト
マイクロソフトは安定した真の成長株ですね。物凄く安定しています。
テンセントを減らして、マイクロスフとをもう少し増やそうかと検討中です。
テンセント
テンセントは第2四半期決算で、利益はアナリスト予測を上回りましたが、売上は予測に届かなかったことと、広告の伸びが鈍化したことで売られました。
ただ、中国当局からの承認を得られたことで、ゲームの業績は再び改善されています。
テンセントも再び輝きを取り戻すと期待したいのですが、直ぐに戻すかどうかは誰にも分かりません。
テンセントに関しては米中貿易摩擦の影響は特に無いと思います。
次の決算までテンセントを現在の割合で保有するかどうかを迷うところです。
一方で同じ中国株でもアリババは決算が非常に良く、昨夜も4.57%も上げています。
テンセントを5%くらいまで減らして、アリババとマイクロソフトに振り分けようかと考えています。
下記はテンセントとアリババ(青線)の株価比較チャートです。
右端の決算の時に明暗が分かれています。
グロース株は短期間で大きなリターンを得られる一方、決算がダメな場合短期間で10%くらいは軽くドローダウンをしてしまいます。
でもある程度長期で成長を信じるなら、1四半期の不調などはノイズと考えて、我慢して保有し続ける事も大切だと思います。
下がって時に買って、上がった時に下がる前に売り逃げると言う事が出来れば、一番効率が良いですが、そう簡単に出来る事ではないと思います。
長期の成長に期待する戦略で、効率よく売買出来ないなら、我慢して長期で保有するしかないと思います。
下記はアマゾン、マイクロソフト(赤線)、グーグル(青線)、アリババ(黄線)、テンセント(緑線)の比較チャートです。
世界的に利下げの方向に向かっていますし、特にアメリカはトランプさんが次の選挙を控えていますので、米国株式市場は上に向かって進んで行くと考えています。
そのため再び米国株は上昇していくと考えます。
中国に関してもアリババやテンセントは貿易摩擦の影響は少ないと思いますし、この2社は業績は今後も右肩上がりだと思いますが、株式市況が悪くなると売られるので、どのようにポジションを取っていくかを良く考えないといけないですね。