アリババのニューリテイル・スーパー盒马鮮生 動画付き、シェア自転車
中国のEC最大手アリババグループが出資し、運営している盒马鮮生(Hema Fresh)は2016年1月に開店した生鮮食品スーパーです。
公式サイトを見ると、2019年4月時点で142店舗あります。
盒马の発音は「ハーマー」に近いと思います。
盒马鮮生(Hema Fresh)の動画
昨年(2018年)にお店へ行って動画を撮影してきましたので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
字幕付きでお店の解説をしています。
お店の雰囲気を感じて頂けると思います。
アリババのニューリテイル・スーパー盒马のみの動画
ショート版(5分間)
https://www.youtube.com/watch?v=Q1eh_Xt4y58
中国のマクドナルの電子決済、シェア自転車、スーパー盒马の動画
ロング版(約11分間)
https://www.youtube.com/watch?v=bg-u2W7jc64&t=292s
盒马鮮生(Hema Fresh)がこれまでの既存のスーパーマーケットと違う点は、中国のスーパーなのに品質とサービスが非常に良いと言う点です。
徹底した効率化がされていて、盒馬鲜生の売上は、既存の普通のスーパーマーケットと比べて、延べ床面積の売上高が約4倍とのことです。
盒马鮮生のお店は綺麗
アリババが運営しているので、ネットとリアル店舗の融合などと言われていますが、そのようなITの特徴を抜きにして、単純にスーパーマーケットとして、商品の質が良く、お店が綺麗で、サービスが良いと思います。
以前の中国のスーパーマーケットとは全く違うイメージです。上海にはフランス企業のカルフールがありますが、カルフールはお店が汚くて、店員の態度もホントに良くありません。
フランスのお洒落なイメージは皆無です。盒马鮮生はカルフールと比較にならないくらい良いです。
実店舗ではセルフレジ
実店舗で購入する場合でもデリバリーを注文する場合でも、盒马専用のアプリで支払いを行います。
盒马専用のアプリがアリババのスマホの電子決済 Alipay(アリペイ 支付宝)と繋がっていて、決済がされる仕組みです。
セルフレジを使いこなせないお年寄りのために、現金でも清算が出来るレジもあります。
専用アプリでデリバリー
デリバリーは最速30分で配無料で達してくれます。配達時間は30分刻みで指定できます。
配達は盒马鮮生専属の電動バイクの配達部隊がお店に常駐していて、注文が入るとお店にスタッフが商品を売り場からピッキングし、専用のバッグに詰め込んで、バッグをお店の天井を這っているコンベアーに吊るします。
バッグはコンベアーでお店のバッグヤードに移動し、配送部隊の電動バイクに乗せられます。
お店が配達の拠点となっています。
IT化された実店舗なのに、お店のスタッフがやたらと多いなあと感じます。それはECの注文が入った際にお店の商品をピッキングするためのスタッフが居るためです。
デリバリーで野菜を注文して、傷んでいたことがありました。連絡したら確認もせずに直ぐに返金してくれました。
店内で調理・飲食出来るコーナーがある
お店で買った魚、肉、野菜を調理コーナーに持っていくと料理をしてくれて、飲食コーナーで食べることが出来ます。結構多くのお客さんが食べていました。
海外の商品が豊富
私たち外国人にとって嬉しいのは、日本の商品や外国の商品が多くあることです。
また価格も高いわけではありません。
感想
アリババがスーパーマーケットを始めると聞いた時に、せっかくECで儲かっているのに、落ち目の実店舗に投資をして、どんな意味があるのだろう。
どうせ買い物に行く気にならないお店だろうと思って、期待をしていませんでした。
しかし、実際にお店に行ってみて、お店が綺麗で洗練されていて、びっくりしました。
実際のお店の商品を見ているので、ECでも安心して注文出来ると思いました。
最近では毎週日曜日は買い物に行かずに、全てネット注文で配達をしてもらっています。